すみませんね、前回福山をただ観光して褒めただけっていう・・
私がどっかのレポを漁ってる時にあんなのを見つけたら、なんだよ使えねえなあーそんなんどうでもいいんだよーライブのこと書けよー、って舌打ちするような記事でしたね、ええ・・(みなさんご存じか知りませんが私普段口悪いし腹黒いしひどいんですよホントに)

ネタバレあります!今日は!今日こそは!ちゃんと!(気合い)















電線に裸電球が連なってぶら下がってるようなのと、破れた旗がぶら下がってるようなそんなセットで、なんていうんだろう、荒野を旅してる小さいサーカスみたいな・・?
あ、そういえば音楽旅団とかって言ってたよね、そのイメージか。

右と左に二つスクリーンがある。

奥の上手に豊夢さん、下手に堀江っち、奥の人たちのセットは高くしてあって、
手前の上手が山口さん、下手が真壁さん、真ん中がせっちゃん。

せっちゃんのハットにわりかし大きめの羽根がついていて、その羽根つけてこのセットなら、それこそロングの上着にすればいいのに、なんでその羽根に黒い革ジャンなん・・と思った。
スナフキンみたいな薄手のカーキの長いのとかだったら、きっともっとものすごく雰囲気出ていいだろうに。

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スナフキン探したら出てきたんだけど、これいいねえ

そしたら帰ってから見たグッズのパンフレットにはそんなかんじのせっちゃんがいて、いやまああのジャケットもちょっとあれなんだけど、ほらーイメージとしてはそういうことなんでしょ、そっちでいけばよかったのにー、って。


と、いきなり登場からダメ出しをしてるみたいですけど、実際はせっちゃんが登場してきた時点でうわあああーってなってるからね、きゃーせっちゃーんバンチぶりーおひさしぶりー会いたかった―かっこいいいいーって心で言ってるからね、気持ち悪いったらありません。
私にもしファンがいたとして、そんなもんいるわけないけどいたとして、知らない人に勝手にこう思われていたらさぞかし気持ち悪いだろうなあと思う。

なので、昔はたぶんもっと全開だったんだけども最近はそういう気持ち悪さはできるだけ抑えて、努めて出さないようにして、もっとさらっと見よう、違うのよあなたってことじゃないのよ私はあなたの音楽が好きなんですからねっ勘違いしないでよねっ!という体でね、そんな心がけでね、でまあ結果的にガン見してしまってるのであれなんだけども、ちっとも隠せてはないんだろうけども、無駄な努力はしているのだ、一応。
何言ってるんだろう。


(気を取り直して)
いやーしかしあのパンフレットは買ってよかった。
おもしろい写真がいっぱいだったのもあるけど、初めてツアーメンバー全員で揃って話したという座談会がかなり興味深くて。
前のメンバーの話も結構出てたりしてね。
このかんじからリハやらライブを重ねて、私が観たあれになったのかー、っていうのがすごくおもしろい。

ただそれは、帰ってからの話で。
この時にはまだパンフレットの中身は見てなかったから、そこに書いてあるような、バンドを変えるのって◯◯と◯れるみたいなもの、みたいなせっちゃんの心情も知ることはなかったし、いまいちみんながどんなかんじなのかもよく知らないままで。
そりゃあ、真壁さんがまかびーだのまかちゃんだのって呼ばれたりしてなんだか評判いいのとか、山口さんが一部で出島と呼ばれたり(レキシネーム)某ミマタに似てるとか言われたりして親しまれてるのとか、堀江っちがほりエッチと表記されるには、それ相応のなにかしらがあるんだろうなとか、ツイッターで見かけるみんなの盛り上がりにかなりワクワクはしていたよ!

でも、車で福山に向かってる時になんとなく、あの人たち(今までのメンバー)とはもうお別れだから最後に聴いとこう、みたいな気持ちになって、斉藤&和義ツアーのライブ音源聴いてたら、例の小芝居も聞いちゃって、あれ車だったら聞き取りにくいからいつもはあんまり聞いてなかったんだけど、大音量にして聞いてたらもー笑って泣いて、みたいになって。
新しいものへの期待と、なじんだものへのさみしさが入り混じって、複雑。
私がせっちゃんを好きになってからずっと隅ちゃんはいたし、豪ちゃんはいたし、ケンジはまあ途中からなんだけど、最後には勲さんもいて、あれホント楽しかったんだよねえ、隅ちゃんなんて刷り込みじゃないけど最初に見たものが親、みたいな気分っていうかね、だから巣立つのが簡単じゃないのよ。
でも切り替えないとね、せっちゃんがやりたいことが、聴いたらきっとわかるはずなんだから!




アルバム一曲目のあこがれから始まって、おおーいいね、ぽいねぽいね、これで始まって時が経てばで本編終わる、そんなイメージだったわ、イメージ通りだわー。

いつものように、一曲目は真っ白でなんにも頭に残っちゃいないんだけど、いきなりお客さんがしっかり手拍子し始めたので、おおう・・と思ったことは憶えている。
そしたら結構その後何曲もずっと手拍子が続いたので、うひゃーこの調子でずっと手拍子しちゃうのかー、ってなった。
手拍子は向こうから促される時だけでいいだろう派なので(なにそれ)、だって転調するやつとかでもめげずにしっかり叩いちゃうじゃん、盛り上げる気持ちはすんげーわかるよ、でも私が聴きたいのは手拍子の音じゃないんだもんもんもんー。
せっちゃんもさ、その辺ちょっとくらい言ってくれてもいいのにね。
ファンは信用してない、とか誰かのためには作ってない、みたいなことは言うくせに(いろんな意味を含んでるのはちゃんとわかってるけど、あれわりとちょっとさみしい気持ちになるよね?あんまり言われると)、その辺はやさしすぎるっていうか、もうちょっとお互い気持ちよくなるように、さらにいいライブになるように、せっちゃんがなんかうまいこと言ってくれたらなあ、みんなせっちゃんの言うことならどうせすんなり聞くんだしさー。
なんて思ったりするけど、みんなが好きなように聴いてくれたらいい、って言われたらそれはそうだしなあ。
でもさ、ライブ音源で手拍子がずっと入ってたらげんなりするでしょー?

何日か前に行った椎名林檎のライブを思い出す。
みんな手旗を持ってるから手を叩きたくてもそんな叩けないんだよね、鳴らされてる音だけ聴けるっていうのがすっごくよくて。
せっちゃんも旗作ろうよ、せマーク入りの、家帰ったらなんでこんなん買ったんだろうっていう、置き場に困るダサいやつでもエロいやつでもなんでもいいよ、買うよー。
などと考えるひまがあったらギターの種類のひとつでも憶えときゃいいのに。
と今、自分に激しく突っ込んでいる。

あ、これは私の考えだからね、えー私手拍子するけどーとか、手拍子のなにが悪いんよー!って人もいるだろうし、考え方は人それぞれなので気にしないでくださいよ。
そこまで考えちゃうと反町隆史だからね、ポイズンだからね(懐)、思ったように書かせてくれい、ブログの中くらい!



ワンダーランド
おーおーおー、のところがランブルの時みたいには順番に重なっていかなかった気がする。
って思ったけどどうだったのかなあ、ちゃんと聴けてなかっただけかなあ、なんせ忘れっぽいし。


一曲目が終わってからだか二曲目のあとだか早いうちに(もう思い出せない)、なんだこの曲は?・・と思ったらメンバー紹介。
そうよね、新メンバーのお披露目だもんね!
真壁さんの時に「まかべ、まかべ、まかべようへいー!」ってせっちゃんが言って、さすがお気に入りねー、と思った。

しかしえーと、MCのどれがどこだったかっていうのがすごくあやふやだ。 
豊夢さんと山口さんの関係性とかはこの時だっけ?あとだった?まあいいや、書いちゃえ。
先にどこかのレポで見たみたいな、好きなコを取った取られたみたいな話はこの日は出なくて、長崎と大分から上京してすぐ友達になって、それから今こうしていっしょにライブするなんて・・みたいな感動的な、綺麗なかんじだった。
ただ、せっちゃんがそろそろ話を振るよ、って時に豊夢さんがマイクをぐいって自分のところに寄せて、スタンバイしたのがおもしろかった。
おおートムやる気じゃんー!って、その覚悟みたいなものが感じられて(笑)。

寺岡呼人ですー、ジュンスカイウォーカーズですー、ってせっちゃんは言って。
あー呼人さんも福山だったね、フジケンって言うのかと勝手に思ってたけど、呼人さんを選ぶなんてね、やっぱり捨てられた子犬なんだわ、ケンジ・・かわいそうに・・
と勝手に思ってたら、
「福山は2回目ですね、前に来た時は・・」
って前回来た時に府中に行った話をし始めた。
府中って家具で有名なところがあるっていうから行ってみたら、そんな大したとこじゃなかった的な話で、熊の木彫りのでかいのがあって、誰が買うんだこんなもの、と思ったり、ソファーを買いたかったけど今ひとつだったので買いませんでしたすみません、みたいな。
熊の木彫りの話は前回聞かなかった気がするけど、府中の話は見事に二年前とまったく同じで、前から思ってたけど、せっちゃんっておんなじ話をおんなじようにおんなじテンションで話せるところが落語家みたいだと思った。 
しかし二年前に来た人もここに結構来てるはずなので、できれば新ネタがいいですせっちゃん(って欲張りよねー、でもどうせならいろんな話が聞きたいんだもん)、今回はどこも行かなかったのかしらん。

「福山といえば前回のツアーの時はフジケンがいましたね、今は亡きフジケン、ふふふ、惜しい人をなくしました・・ ふふふ、元気ですよ、本業のバースデイのほうでツアーをやってると思うのでね・・」
みたいなことを言って。
あ、ケンジ捨てられてなかった(笑)。
せっちゃんが本業、って言うのがなんかおもしろかった。
ケンジの本業はバースデイ。
なんかいいよね、本業バースデイって。
まあサポートはそりゃ副業になるんだろうけども。
あと、ツアーをやってると思う、っていうのも適当でなんかじわじわきた。

楽しませていただきます~、を多少噛みながら上の階のほうを見て手を振るせっちゃん、その後も上の階をよく見ていた気がする。
帽子のつばで影が出来てしまって、そうやってせっちゃんが上を見た時くらいしか目元が見えなくて、表情がよくわからないのはとても残念だった。



古い曲をやります、と言って 君の顔が好きだ
おおー、これやるの!しかもこんな早くに!
君の腰とか指とかずっとやさしいこと言ってるから、お?今回はソフトなのか?
と思ったら、ちゃんと最後の最後にはクリ◯リスだとかお◯◯こだとか言っててホッとした・・ってホッとしてどうする!こんな私に誰がした、せつこめ!と、せっちゃんのせいにする。



攻めていこーぜ!
えーと、あんまり憶えてない。
まあ、こんだけ曲があったらそういうこともある。



ちょっとだけ、ちょっとだけね、あの・・前のをやります、って言った「ちょっとだけ」がなんかかわいかった。
ウサギとカメ
私はいまだにこの曲のイントロで毎朝起きているので(歌に入る前に止める)、聴き慣れたイントロにうわー!ってなった。
MVのウサギとカメを見たのも久しぶりだ。
これを初めて聴いた時の、あの頃の雰囲気を思い出すし、45STONESのツアーも思い出すなあ・・。



今思えば、前半何曲かは私の耳が新しいバンドの音に慣れるまでにちょっと時間がかかったのかもしれない。
ギターの人ひとり減ってるんだし、音が少なく感じてもいいはずなのに手拍子のせいなのか私にはにぎやかすぎるように聴こえて、あれはなんのせいなのかな、カチャカチャっていうかチャカチャカっていうかチャキチャキ?キンキン?、高音のなにかの音がちょっと気になった。
耳がおかしかったのかな?後半にはそんなに思わなかったような。
豊夢さんのドラムは前に比べて力強くなったっていうかワイルドになったなあ、って思って、もっとそのドスドスバシバシをしっかり聴きたいって思ったっていうか。
そしてどの歌のどこだったかはもうわからないんだけど、前半のせっちゃんの低いメロディーのとこの、けだるげなとこがけだるげで、ちょうすてきで、惚れるかと思った・・(っていまさら)
「カズヨシはけだるげを手に入れた!」ってなぞのゲームのセリフみたいなのが浮かんで浮かんで。
そういえば話す時の声もちょっといつもより低いっていうかかすれてるっていうかで、セクシーだったような。
あれ?ただ単に私が低い音を好きになって高音が苦手になったってことじゃないよねえ?



夢の果てまで
この曲の裏声を聴くのが楽しみだった。
そしてその裏声が綺麗でうっとりした。
でも「僕らはハナレバナレ」のところはちょっとだけきつそうだった。
あ、これの低いとこもずいぶん思ったかも、けだるげ。好き。



歌い終わって革ジャンを脱いだ。
白と黒のチェックのシャツにその帽子の羽根は、さっきより全然いいと思った。
けして革ジャンをディスってるわけじゃなくて、組み合わせの話で。

Player
スクリーンに途中からぽつ、ぽつ、と星みたいな光。
荒野に合うね、この歌すごく。



メンバーがはけて行く。
せっちゃんが座る。
おお、ここかあ、噂の弾き語りコーナー。
なんとなくそんなのがあるらしい、そして日替わりの曲があるらしい、というのは知っていた。
けど、過剰に期待して、ああーあれがよかったこれがよかった、っていうのは思わないようにしようと思っていた。
全部に行ける人なんていないんだし、せっちゃんのその日の気分がどの曲でも喜んで聴きたい。
つってもやっぱり好みはあるので、あとから知ってしまうとそりゃいろいろ聴きたいのは仕方がないんだけど、でもこの時の私はそう思って待っていた。

座ってください、ってせっちゃんが言って。
みんな若くないのは知ってますからね、と。
せ「五時間くらいやってもいいんですけど、」
客「ヒューーー!」
せ「いやいや、そうはいっても聴くほうも大変ですよ(笑)」

わー、なにかなあ、ドキドキ。
「さっき、楽屋でこれやってみようと思ったんですけど・・ジレンマっていうアルバムの中から、ワッフルワンダフルっていう曲を」
ぎゃーー生で聴いたことないやつだー、きゃーダーリン出会った頃のキスをしてそれから甘いワッフルをいただきますごちそうさまー(興奮) 
ワッフルワンダフル
二番を「笑ってるぅー、回ってるぅー、ここは夢の世界ー」と歌った。
あ、と思ったらさらっと「回ってる」にして歌ったから、うんうんさすがプロですね、夢の世界だから笑っても回ってもどっちでもよろしいです。
そしてあのギターはひとりで弾いてるとはとても思えない。
ああ・・ダーリンすてき・・(はいはい)



情けないオトコの歌を歌ってるのに、座って長い足を組んで弾き語る姿はまったく情けないとは程遠い。
あー弾き語りツアーやってくんないかなあ、そういえば前の弾き語りツアーもすっごいよかったよなあー弾き語りいいなあ!ってこの時急にすごく思った。
バンド聴きゃあバンドいいなあ、って思うくせに弾き語り聴きゃあ弾き語りいいなあ、って思うっていう・・わがままよねー。





やばい、全然進まない・・年末・・年末なんだよー!
今年中に最後まで書けるのか?
が、がんばれ、がんばる!
つづく!