2016年1月16日(土) 今年初めてのライブ!
IMAG1882
どうせ傾くなら、と最初から斜めに撮ってみた





どれだけ番号が悪くてもクアトロはわりと前に行けちゃうもんだから、ついつい前に行ってしまう。
でも前といってもやっぱり三列目から後ろになると、背が高くない私は埋もれてしまって、距離は近いんだけど視界がいいかというとそうでもなかったりする。
ぎゅうぎゅうのもみくちゃで、上げた腕を下ろすこともできず、動けないからそんなに踊ることもできず・・
それでもいつもめちゃくちゃ楽しいんだけど。
広島のクアトロはステージが高いから、いちばん後ろでも見えるよ。
っていうのを前から友達に聞いていたのもあって、今回は初めて後ろで観ることにした。


結果、これが悪くなかった。
すっごく楽しかった!
そりゃ表情やら細かいとこやらはわかんないし、全部はっきり見えるってわけではないんだけど、体が自由っていい!
好きに踊れるんだよー、あの人たちの鳴らす音で!





最初の音がバーン!と鳴った瞬間、体温が何度か急に上がる。
いきなり体にスイッチが入るというか、頬が熱くなって、毛穴が開いて、汗がぶわっと噴き出す。(ような感覚)
バースデイの音楽は、いつもそういうのがある気がする。
ちょっと鳴らしただけですぐ彼らの音だってわかるっていうか、その音を聴いた瞬間に、もう体に火が付くっていうか、他の人の音楽でもそういうのはあるんだろうけど、バースデイは特に。
「血湧き肉躍る」ってチバさんが言ってたけど本当にそう、そんなかんじ。
FULLBODYのBLOOD
それがこの曲からなんだからなおさら、そりゃあ血も湧きまくりだし肉も踊りまくりだし、私の血はティファールのケトルみたいに瞬間に沸騰したんだと思うよ!←しぬよ (そしてうちにあるのはティファールじゃなくてタイガーのだったよ←どうでもいいよ)
やーもーかっこいいかっこいいかっこいい!
しょっぱなからこんなに私をスパークさせてどうする気!

バースデイの曲を聴き始めた最初の頃って、チバさんの歌詞が聞き取れなくて空耳ばっかりして、それもおもしろかったけど、今はだいぶ普通に自然にちゃんと言葉として入ってくる。
実は今回あんまりちゃんとブックレット見ながら聴いてなかったので、歌詞をよく知らなかったりする。
でもわりと聞き取れている。
すごいじゃろ。
って、自慢するようなことでは全然ない。

「初めてチョコ食った時あの気分 まるで自分自身SUGARになったような」ってチバさんって、チバさんって、甘ーい!(古ーい)
いやね、チバさんの書く歌詞って、私みたいな凡人には思いつかないような歌詞だなあーっていつも思うんだけど、その中にこう、時々自身のかわいみを混ぜてくるよね?チバのかわいみ。チバみ。

さっきの、初めてチョコ食べた時の気分がまるで自分がおさとうになったみたい、ってのもだけど、
ストローは曲がらなくていいけどカラフルで色が付いてるほうが俺は好きとか(Red Eye)
サンドイッチにトマトは入れるなとかパンの耳は切らないでとか(ブレスファクトリー)
おやつの時間だ甘いもんでも食いに行こうとか(なぜか今日は)
たんぽぽの味がかなり苦いってこと知ってたりとか(ROKA)

まあ、そりゃそれが本当にチバさんが普段思ったり言ってたりすることなのか、それともただの歌詞の話で、全然自分の話じゃないのかはわからないけど、でもやっぱり自分の中にまったくなかったらそんなの出てこないんじゃないかなー。
なんて思ってみたりする。
チバみ・・好き・・←アタマおかしい

私のおかしいアタマはともかく、チバさんが書く詞は不思議な、どこかチバさんのワールドがあって、ほら、なんていうか・・
挿絵がかわいかったり、きれいだったり、こわかったり、かなしかったりしてなんか好きな絵本、でも実はお話は本当はよくわかってなくて、でもなぜか大好きで、何回も何回も開いてしまう宝物の絵本、みたいな。
勝手に自分で物語が作れるっていうか、いくらでも想像が広げられるっていうか。
んで、宇宙とか星とか月とかいう単語も多いよね。
私はなんでそういうのに惹かれるんだろう、空にあるものってなんでこんな魅力的なんだろう。

・・はっ、めちゃくちゃ脱線。
ライブライブ!戻します。



で、戻しますと言いながらちょっと違う話するけど(おい)、なんとなくまた見たくなってアルバムの初回盤に付いてるDVD(ケンジの言うところの付録)を久々に見たのよ。
ライブで聴いて、すっかり私にも沁み込んでいる曲たちを作った時の話は、買ってすぐでまだ私にあんまり入ってなかった時に見たのと違って、今見るとかなり興味深かった。

全部が全部そうじゃないかもしれないけど、
元々チバさんが持ってくるイメージがあって、それにみんなが加わって演奏して曲が出来る。
でもそこにはちゃんとした歌詞がまだなくて、チバ語で歌われていて音を録っていく。
そのあとにチバさんが歌詞を書いて歌って、それで出来上がる。
歌詞が付いて曲の世界が出来たものを初めてちゃんとみんなで演奏するのがライブで、ライブをどんどん重ねていくことでその曲が本当の意味で出来上がっていく。
なんかすごいよねえ、だって、どんな話かわからないのにみんな弾いてるんでしょ?
それでチバさんが書いた歌詞に、これはそんなイメージじゃなかったー、ってことがないんでしょ、すごいなあ。
そこに対する絶大な信頼感。

アルバムの曲順やらなにやら、揉めないことはなくて、それぞれの思いがそれぞれにあるけど、譲りたくないとこは譲らなかったり、誰かの意見を尊重したり。
みんなが言いたいことを全然言わなくて、誰かひとり王様みたいなのじゃ続かないだろうし、衝突もしながら、でもちゃんと最後にはうまく収めていく、ああいいバンドだなあ、バンドっていいなあ!
このDVDを付録って言っていいのかしら、これめちゃくちゃいいDVDだと思うよ、ケンジは真ん中のふたりが酔っぱらってたから僕は流してた、とかなんとかってラジオで言ってたけどさ!



これ絶対みんな歌うから、って付録(定着)でキュウちゃんが言ってたけど、歌うよねえそりゃ!
ROCK YOUR ANIMAL
騒げベイベー!ってチバさんが歌う前から体が勝手に踊りだす、そして合間でオーイエー!とかフッフー!とか、お客さんとステージの上の人がいっしょに作り上げてる気分になって、大好き!

今回キュウちゃんがいちばん見えにくかったけど、キュウちゃんの音がすごかった。
それが場所のせいなのかなんなのかよくわからないし、どうすごかったか書けないんだけど、気合いっていうかなんだろう、すごくよかったんだよー。
そしていちばんよく見えたのがチバさんだったために、今回チバさんのことを見たり考えたりすることが多かった。



ダンス・ナンバー
「踊ってる時だけが唯一 息をしてるって感じるから そのあと呼吸すら忘れる」
っていう歌詞どおりってくらい、体を自由に動かせるのが楽しい。
気持ちいいなあ、ああ気持ちいい。



TWENTY FOUR
とぅえにふぁんわんわん、と聞こえるとこがあるんだけど、本当のとこはどう歌ってるのか知らないけど、そこのわんわんがCDより多い気がした。
きっとチバさんはわんわん言うとこが気に入ってるんだと思った。
なんだろうかこの感想は。犬か。



チバさんはサングラスをたぶんここで外した。
のでたぶんここだったんじゃないかなー。

キュウ「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」
わー、キュウちゃんにあけおめ言われたー!
よろしくだなんて、こちらこそー!
とみんなが思ったかどうか、おめでとー!よろしくー!と会場から次々に声があがる。

フジケンおかえりー!という声を受けて、チバさんがケンジをいじる。
「福山は広島とは別の県らしいよ?」←にやにや
ケンジ、もごもごなにか言う。
「・・・です」
「いっしょです」←少しだけ声を張る
会場が笑いに包まれる。
二回同じことを言ったようだけど聞き取れなくて、なんて言ったん?と私は友達に聞いた。



SOMBREROSE
「おめでとうと祝福されてるみたいに聞こえます、っていうリスナーさんに、ああ、、そういうふうに取れるんですね、って言った昨日のケンジを思い出す。
自分の思ってるのと違ってたにしてもさあ、もうちょっと言い方・・。
ケンジは柔らかい雰囲気を出してるわりに、実はあんまり思いやりっていうかやさしさがないっていうか、いや違うな・・気が利かない?そうだそれかな、そういうところがあると思う。
だって、せっかくファンの人がケンジのためにメールしてくれて、しかもケンジを喜ばせようと思ってこの歌を選んだと思うのよね、きゃー、読まれたー!って喜んだのに、当の本人にいまいちな反応されたら、ちょっとシュンとしちゃうんじゃなかろうか。
と、勝手にそのメールを出した人の気持ちになって、もーケンジめー、鈍感ー!唐変木ー!朴念仁ー!←言い過ぎ

私は祝福ってかんじには聴いてなかったけど、でも。
実はこのアルバムの初聴きの時には、あんまり私はこの歌はそこまでじゃなくて、踊りたいのばっかの中にこれって、まあ箸休めっていうかクールダウンタイムよねー、ケンジのごり押しだかなんだか知らないけどさー、悪いけど私もそんなに気分じゃないわー、なんて思ってて。(すまん)

でも買ってしばらく経ってから、ちょうどなにか悲しい気分の時があって、といってもたぶん夫婦喧嘩とかそんなもんだったような気がするけど、ほら私、普段会う人も限られてるし住んでる世界が狭いじゃん、わりとブルーな気分を引きずりがちなとこあるのよ、そういう時にちょうど車でこれが流れて。
ソンブレローズっていう楽団(まあそれはバスデなわけよ)がやって来て、私の心を音楽で撃ち抜いて、ブルーな日常(この時のね)を吹っ飛ばしてくれて、ここからどっかへ連れってってくれるような、そんなイメージが浮かんで。
たまたまなんだけど、曇ってたところにちょうど太陽の光がさあーって差し込んで、まっすぐ道を照らして、わあー、なんか希望ってかんじ・・(じーん)
そしたら合間のケンジのギターもなんかそんな風に聞こえてきて、ありゃ・・いい歌じゃんこれ、ケンジごめん気分じゃないとか言って・・←単純



焦燥のバラッド
こんなにスチャスチャしてたっけこれ、って思った。
まあ前回の福山のこともさっぱり憶えてないわけだし、そもそも注意力は散漫だし、ライブ中浮かれまくってふわふわしてていつもちゃんと聴けてないので、どこのなにが変わってようと変わってなかろうとわたしにゃ大抵わかりゃしないんだけども(ごめん)、スチャスチャするこのかんじは、たしかにじっとはしてられなくて、それを焦燥っていう言葉を使われると急に焦る気持ちになる、それがすごいよなあ。



I KNOW
重なるところがやっぱりかっこいい。
来てほしいとこに来る、っていうのをこの曲に限らずいつも思うんだけど、そしていつも書いてる気がするけど、このかんじはなんなんだろう。
チバさんの声がないともちろんダメなんだけど、でもチバさんだけが歌っててもダメで、キュウちゃんのドラムがないとダメで、ハルキのベースがないとダメで、ケンジのギターがないとダメで。
作る時からひとりで作ってるんじゃないからかなあ、バンドっていいなあ。(二回目)



LUST-チェリーの入ったリンゴ酒を見て想うこと-

この歌がシャッフルなんかで流れる時には、ちょっと長いとか眠いとか思って飛ばすことが多かったりして、私の中のランキングでは上位になかったんだけど、なんだか気持ちよかった。
サビに行く前のチバさんの声がすごく綺麗で。
チバさんって、いつもにごったっていうかガラガラして歌うかんじのイメージだけど(けなしてないよ?好きなんだよ?)、ああー綺麗だー、美しいー、って。
福山の時に、低いとこの声が綺麗だった、って書いたんだけど、あれはこの曲だったんだろうか。
何回も目を瞑ってしまって、あ、もったいない、と目を開けるのを繰り返した。



GILDA
ありゃ、これはこんなにかっこいい曲でしたか!
古くからのファンじゃない私はこうやってライブで聴いてから前の曲を好きになって、どんどん好きな曲が増えていく。



DOOR
キュウちゃんのごり押し(笑)。
キュウちゃんが一曲目にしたかった曲。
これが一曲目だったら、っていうのはもう今想像できないけど、一曲目じゃなくても好きだよ!
新しいドアが開くかんじ、これこの歌詞じゃないのも想像できないもんなあ、バースデイのみんなが持ってる絶大な信頼感を私もチバさんに持っている!(なんじゃそりゃ)



LOVE SHOT
ハンドマイク シュッ、これを引きで見れるの楽しいかもしれない!
ハンドマイクで歌って踊るチバさんのフォルム。
お客さんがどんどん前に行って、チバさんは前に出てきて、すごくよく見える。
なんかいつもやってるような、あごを前に出すにわとりみたいなやつより、おもしろい動きをいっぱいしていた。
うーんなんといえばいいんだ・・パーにした両手をゆらゆらと・・マトリックスのうしろに倒れないバージョンみたいな?(なにそれ)
巻き舌も聞けて、早口言葉みたいのも聞けて、んでハープが素敵、これまた演奏も楽しいんだよね、盛りだくさん!
楽しすぎてあっという間に終わってしまうのが惜しい、あと三回くらい同じのやってくれてもいい。←無茶



Shan Shan
シャンプーが切れそうとかいう歌をこんなに拳あげて踊る私はアタマおかしいんじゃないかなと思ったけど、みんなアタマおかしいんだよここにいる人!(語弊)
これもあっという間で、あと三回くらい←しんじゃう

シャン!パン!あ!ふれっそ!シャン!プー!が!きっれそ!
の最後のとこ、ちょっと息切れっぽくなっていた。
だよねえー、きついよねー、激しいし。
そしたらあとで話したフォロワーさんが(前のほうで見ていた)、曲が終わってから珍しくずいぶんぜえぜえはあはあしてて、でも次の曲までにはすっかり立て直してたからさすがだった、って言ってて、また聞きっていうか人の見たチバさんなんだけど、感心した。

シャンプーが切れそうっていう歌なんよーおもしろいじゃろーって言いたくて、さっき娘に歌詞を教えずに聴かせたら、「シャ、ワー、あふれそ?・・シャ、ブ、がきれそ、ってなに」
あっかーん、そこな娘さん、シャブが切れたんと違いますー、切れたんはシャンプーですー!





こんなとこで終わるのもどうかと思うけど時間切れ、つづく!