2016年7月7日木曜日、広島クラブクアトロ。
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大好きな人たちに会えて、大好きな音が聴ける。
それだけでじゅうぶん幸せなことなのに、それが七夕の夜なんてね!ああロマンティック!
でもロマンティックといえばナウロマンティックかシーシービーがつい浮かぶ私なので、全然ロマンティックではない。
そして七夕っていう行事も、そんなに昔ほど自分の中で盛り上がってない。
自分やらコドモやらが小さい時には笹を取ってきて、飾りを作って、短冊に願い事を書いて、みたいなことをしてたけど、今はもうね・・

なんだけど、でも。
やっぱりなんだかウキウキしてしまう。
星の歌詞も多い彼らのライブ、それを七夕の日に聴けるっていう、ロマンティックさかなー、その日になったのはたまたまってことはわかってるけど・・っていや!結局なんの日でもいいんだよう!とにかくライブが楽しみだったんだよう!(なんだよ)


 
クアトロツアーというのは、全国に四つしかないクアトロだけを回るツアーで。
その四つの中のひとつが広島にあるという幸運をもっと私は噛みしめなくてはなあ、と思う。
距離的な理由で行けない人もたくさんいただろうし、その他三つの会場のチケットはかなりの激戦だったみたいだし。
その中でも広島は当日券とか出てたくらいのんびりしたかんじで。
これはホントなんでなのか、ライブに行く文化がいまいち根付いてないのか、県内の交通の便が悪いからなのか、なんでなんだろう、こんなだから次のシャム猫ツアーで広島はとばされたんじゃ・・(泣)
いやいや、そんなね、いつもライブが県内であることに慣れすぎてたっていうかね、当たり前みたいに思ってたのがよくないんだわ・・しかしせめてお隣の県くらいがあったらなあ・・

と、次のツアーの話は置いといて。
ライブの話よ、ライブ!
せっかくのクアトロツアー、思い出せ!

けど、また、いつもみたいに、楽しかったなあー!ってそればっかで。
ライブ中にはいろいろ思ってるのに、なんで終わると全部忘れちゃうんだろう。
楽しかったなあ、っていう余韻は今でもずーっと続いてるのに。





セトリは調べていた。
バスデのライブはセトリを知ってたって関係ないっていうか、始まった瞬間ネジがポーン!とどっかいっちゃうから、どうせ大体もみくちゃで冷静でなんていられないから、先に知っても全然問題ない。(私はね)

だってね、それでプレイリストを早速作って家事をしてたら、楽しかったのなんのって!
洗濯物はあっという間に干し終わるし、ごはんはあっという間に作り終わってるし、なにこれ、魔法?
イヤホンして聴いてたらついつい突然叫び出してしまって、なんなら拳も振り上げてて、ふと気が付いたら犬にじーっと見られてるっていう、主婦(40)。
客観的に見たらまあまあ怖い。

だってだって、ピエロとかロックユアアニマルとかさあ、叫ばずにはいられないでしょ?
そうだったわ、そうだったよ、じっとしていられなくなるのがバスデだったよ!
ヒャッホー!ライブライブイエー!ってなるから、バースデイはとにかくライブだから、だからなんていうか・・
だからね、普段はあんまり、ライブの日が近づくまでなるべくあんまり、聴かないようにしてるところがあるんだと思う、無意識に。
そのせいか、反動がすごくて。
バスデ解禁!わーわーわー!




〈セットリスト〉

01 なぜか今日は
02 SとR
03 PIERROT
04 LOVERS
05 ダンス・ナンバー
06 ROKA -ロカ-
07 黒いレイディー
08 ROCK YOUR ANIMAL
09 くそったれの世界
10 ピアノ
11 星の首飾り
12 声
13 星に願いを
14 LOVE GOD HAND
15 FULLBODYのBLOOD
16 I KNOW
17 MOTHER

アンコール1
18 LOVE SHOT
19 Shan Shan
20 KIMAGURE KING

アンコール2
21 さよなら最終兵器







なんのご褒美か、っていうと悪かった時になんの天罰か、と思ってしまうので(ひねくれてるのか?)、神様が幸運を気まぐれにばらまいていて、ばらまく時にたぶん手がすべって同じとこに多く落っこちる時もあって、それでたまたま幸運が私のとこに続けて降ってきた、って風に思ってるんだけど。
だから悪いことばかり続く時も、適当にばらまくところだったのを神様がうっかり多く落っことしたんだと思いたいの、自分の力でどうにもできないいいことや悪いことは誰のせいでもなくて、誰が頑張ったからでも誰が頑張らなかったからでもなくて、全部ただの神様の気まぐれって思いたい。
まあとにかくそんなわけでその気まぐれにより、ここのところのチケ運がものすごくよくて、この日もずいぶんとよく見える場所に行けた。


いつも大体ハルキが見えにくい場所にいることが多いんだけど、この日はハルキもすごくよく見えた。
なので、私は今まででいちばんハルキを見た気がする。
キュウちゃんが見えにくかったっていうのもあるかもしれない、どうも私の注意力の限界は三人までらしく・・(低スペック)

この日の私の視界のキュウちゃん
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↑夜中に帰って、酔っ払いながらどうしても書きたかったことだったらしい
でもホントにね、スティックがすごかったんだよー、ババババ!って


フロントの三人を順番にずっと見ていた。
今日はみんな黒いシャツだ。
ツイッターで見かけるファンの人たちは、四人の中の誰かひとりへの愛がすごく深い人が多くて、でも私はどうしてもひとりにしぼれなくて(別にそうする必要はないんだけど)、四人みんなが好きで、逆に誰のことも深くは見れてない気がして、あまり大っぴらに好き好き言えない。
っていうのを前にも書いたかもしれないけど、変わらずそうなのだからずっと書くしかない。
あと、近すぎると恥ずかしくなってちょっと離れたところの人を見がち、っていうのは私あるあるかもしれない。
自分が思うほど人は自分のことを見てないのにね、とくにあんなステージの上の人なんてさ!
とは思うけど、まあ人の目を多少気にすることは悪いことではないはず、たぶん。


最初のほうでケンジもハルキも弾きながらすごく歌っていて、うわー歌ってるー!と思った。
とくにケンジが歌ってるのはちょっと珍しいかんじがして。
ぼけーっと見てたら彼の口から白い息が出ていて、!?となった。
だってこの暑いのに、白い息よ?
あれは冬に見えるものでしょ?え、あの人の周りは寒いの?
あの人もしかして雪女?だからいつもひとりだけ涼しげなの?
とかってバカなことを考えていた。
今回はアクセサリーをなにもしてないように見えた。
赤いリストバンド、シャツの袖はまくってなかった。
最初出てきた時にはかっこいいー!って思ったはずなのに、ハットのつばと同じ角度で盛大に跳ねている髪を見ておもしろくなってきた。
そのハネは直せただろうに、かっこつけたいんだかつけたくないんだか、不思議な人だ・・かわいい。
(アンコールでTシャツに着替えてきてもそのハネはそのままだった笑)


ハルキはそのあとも何曲もいっぱい口ずさんでいて、最初から結構飛ばしてるっていうか、ずっと激しく弾いててなんだかうれしくなった。
わかんないけど、あんたバースデイ大好きなんでしょ!って思えて。
ライブがない間、他のメンバーはいろいろ忙しいけどハルキだけなにしてるかわかんなくて、なにしてたかは知らないけど、なにかしてたのかもしれないけど、きっといちばん私たちに近いかんじの気持ちでライブを楽しみに待ってたんじゃないかな!って思えて。勝手な想像だけど。
ネックレスを二つもじゃらじゃらとつけていた。



PIERROT
文句なしに楽しくなる、直近のアルバムを血沸き肉躍るってチバさんは言ってたけど、もういっこ前のアルバムもこうやって楽しくなるの多かったよね!大好き!
っていうかその前のも大好き、その前も!

一瞬ブレイクするのが続くとこ、あれがたまらなく好きなんだけど、今までそうじゃなかった気がするのに、その一瞬の間でヒュー!とかキャー!とかお客さんが声を出してて、えーそれやだーと思う。
ここの演奏をちゃんと聴いてみんながピタッと止まる無音を聴いて、んで激しくなるとこでキャー!(感嘆)っていうやつならわかるのになー。



LOVERS 
アイドンケー!のたびに、照明がピカピカ眩しくて、何度も目をつぶったり下を向く。
叫ぶ時のチバさんの喉の筋をすごく見た気がする。



ROKA黒いレイディーって、VISIONは私が最初に買ったバスデのアルバムだったからなんだかすごくうれしくて、上がる。
そっからのROCK YOUR ANIMAL!楽しい!
ああなんでこんないろいろなアルバム曲が混ざってるのに、こんなに違和感なく楽しいんだろう!
代表曲っていうか、いつもやってるような曲はわりと少ない気がするのに、こんだけ盛り上がれる、これだけいいセトリになる、いかに各アルバムに名曲が詰まってるかってことよね!



ピアノ
昔からのファンの人が、この曲は特別、みたいなのをつぶやいてたのを見たことがある気がする。
たしかベストに入れてほしい曲を三曲選ぶ、っていう時にこれをよく見た気がする。
でも私はなにが特別か知らないしわからない、これはケンジが入る前の曲、ベストに入ってる曲。
ちゃんと歌詞を見てないけど、なにかかなしい、さみしいイメージ。

せっかく静かに始まったのに、キャー!みたいなお客さんの声が聞こえて、シーッって言いたくなる。
静かな曲だろうが好きな曲だろうが、曲の始まりに声を出す人の気持ちはわからない。
同じバンドのことを好きな人でも、こうして自分には考えられないことをする人もいる。
大人だから、自分の思ってるのとなにもかも同じ気持ちに人はならないしなれないしならなくてもいい、ってことはわかってるけど、それでもやっぱり、ステージの上の人の邪魔をする人のことはどうやっても好きにはなれない、と思う。


歌詞の中の「雪」というワードに引っ張られて、チバさんが雪の中でかなしげに叫ぶキツネか狼に見える。
雪が降る季節や花の咲く季節に「それはよく似てる」っていう「それ」ってなんだろうか。
「やわらかく落ちてくる」のはなんだろう。
なんでこんなに儚い気持ちになるんだろう。
なんて考える。

この日友達がうちにちょっとだけ寄ったんだけど、遠いところに住む人なので、そんなことはもう二度とないかもしれなくて、だからうちの犬に会うのはきっと最初で最後で。
おばあちゃんでイボがあっちこっちにある犬を、彼女は躊躇せずわしゃわしゃと撫でてかわいがってくれて。
帰る時に、玄関から続く廊下の先の部屋の入口に立って小首をかしげてさみしそうにこっちを見る犬の姿を見て、涙ぐんだ彼女のことを私は笑ったんだけど、でもあれは私も出かける時にいつも見る姿で。
最近はおばあちゃんになって足が少し湾曲してて、奥に見えるベランダの光で少し逆光になったそのシルエットはいつでも思い出せるもので、あそこにあの姿がいなくなるのはたぶんそんなに先じゃなくて、いつか絶対来る未来で。
あの時は笑ったけど、まだ考えないようにしてるけど、私はあそこにあの子が見えない玄関を見る度泣きたくなるんだろう、十何年もずっと見てきたあの姿・・
なぜかそういうことを考えて、泣きそうになった。

チバさんの歌詞はいろんな意味にとれるから、前にもどっかで書いた気がするけど、どこか絵本みたいで、いろんな色の絵本みたいで、勝手にいろんな風に思って聴いてて。
白い雪の上のキツネか狼は、サッと草原やら花の咲く丘やら青空やら、白と黒の鍵盤の上やらって場所を変えて、そして最後には私のうちの玄関に、そしていつの間にかうちの犬の姿に。
大事な存在は、いなくなっても雪みたいに、花びらみたいに、風みたいに、光みたいに、音みたいに、やわらかく落ちてくる、そういうものにちゃんとなるだろうか。
チバさんの声を包むバースデイの音がすごくよかった。



星の首飾りに、星に願いをって、やっぱり七夕を意識した選曲なのかな、なんとなくアルバムのツアー以外でもう聴ける気がしてなかったから、素直にうれしい。




キュウちゃんのコーラスの時には必ず背伸びして見て、手をあげた。
コーラスしてるから彼はマイクのほう向いてるんだよね、んでこっち向いた時にはもう私は背伸びやめてるから私の姿は彼には見えない。
届かない愛だけども、元々こっちからの愛とはそういうもんだろう。
キュウちゃんの首筋をいっぱい見たからいいのだ。 
見えなくてもキュウちゃんの音や声はずっと私の耳に届いていたからいいのだ。



LOVE GOD HAND
FULLBODYのBLOOD
I KNOW
この並びだもの、楽しいしかない!(真っ白)
毎回言うけど、バースデイは気持ちいい!
どの人の音もなかったらダメっていうか、四人にしか作れないこの気持ちよさ、ああ気持ちいい!



MOTHER
「思い出すのは何万羽の」で早くも腕をふわふわと揺らすチバさんを見た。
フラミンゴの時はもうやめてたけど、やった、飛んだとこ初めて見れた!と思った。

「ああお願いだ だからロックを 止めないでくれ」
って歌ってるのはチバさんだけど、それは私がお願いしたい。
本当に本当に、心の底からお願いします!
ってここにいるどんだけの人が思ってるだろう。

オーオオみんなで歌うとこで、チバさんは両手で、幽霊みたいな手をして下がるよ~(音程)って教えてくれた。
汗でびっしょりになっていつもよりちょっとおでこが見える前髪だったせいもあったのか、なんとなく柳っぽいと思った。木かよ!でもなんだか柳っぽかったんだよー。
「ビューティフル!」
だって!ビューティフルだって!イエーイエー!





アンコール。

LOVE SHOT
Shan Shan
KIMAGURE KING

まさかアンコールがずーっとハンドマイクとはー!オギャー!←?

そういえばチバさんがギターを弾いてる時に、矢を射る時みたいに見えた時があって、ギター弾いて矢を射る時みたいに見える人なんて他にいないよねーって思ったんだけど、ただそれだけなんだけど、思い出したから書いとく。
ギター弾いてる時もハンドマイクの時も、ピョンピョンしてたりゆらゆらしてたり、よく動いていたっていうか踊ってたっていうか、楽しそうだった気がする。

右に左に、いつもは下手が多い気がするけど、この日は上手のケンジが出てくるスペースにもチバさんはいっぱい出てきた。
ハンドマイクが似合うって、スターだよなあ・・
目の前にたらたらと垂れ下がってゆらゆら揺れるマイクのコードに少しだけ手が触れて、わーコードって結構重そう、と思う。

LOVE SHOTで、最後両方の手でバン!
手でピストル真似て・・って書いたら涙をのむ私、まで書かないと気が済まない昭和脳なんですけど、明菜じゃなくてチバさんよ、ピストル撃つ真似って意外とハードル高いと思うんだよね、それがあんなに違和感なくできるんだもんね、やっぱスターだわ・・選ばれし者、ってかんじというか。





Wアンコール。
薄明るくなって音楽が流れ始めたから、え、Wアンコないの?ってちょっと不安になったけど、あるよね?あるよね?って手を叩く。
無事に出てきてホッとした。

さよなら最終兵器


じゃあ次はワイルドバンチで!
とか言うこともなく、次のツアーの告知もなく。
なんだよー、中国地方のフェスにも来ない上に、シャム猫ツアーは広島にも岡山にも山口にも来ないなんて、ひどいよー。
さーよーなっらー!っていう声を聴きながら、ああ、これが今年最後のバースデイかもしれないのか・・・
楽しかった分、ちょっとだけしんみりしてしまって鼻がツーンとする。
どうにか!どうにかして今年また観れますように・・・!





ハルキは最後に近づくにつれて、歌うんじゃなくてパパパパパパ言ってるように見えた。
ぐわんぐわん体を揺らして、かっこよかった。
あとで妹が、指が綺麗、指が綺麗、とひたすらそればかり言っていた。

ケンジはくの字になって弾いてたのが珍しい気がした。
スピーカーの上に乗ったり、前に何度も出て来たり、見た目はさらっとしてるけど熱い。
ハットの下の前髪が真ん中分けになってても、帽子のつばと同じ角度に跳ねた髪があっても、ギターを弾く姿はやっぱりかっこいい。
最後のほうで今までに見た中でいちばんかも、ってくらい大股になってたのが印象的だった。


どっかの照明が好きって思ったのやら、他にもいろいろ、まだいっぱいあったはずなのに、どこかに行ってしまった。
でも、いっぱい落っことしていても、幸せな気持ちはずーっと続いてるからいいのだ、星になにかお願い事をするならば、今年もう一度でいいからバースデイのライブに行ける機会が私に訪れますように!






MC。雰囲気。順不同。


キュウちゃん「七夕の夜にありがとう(二枚目)」


客「チバー、もうすぐ誕生日ー!」
ケンジ、チバさんをチラッと見て、へえー、おおー、みたいなリアクション。
知ってて知らないふりなのか、忘れてたのか。
なによう、今年もケーキを運んであげなさいよう!そしてそれ見て両手あげて喜んでロウソクふーふーするかわいいゆうちゃん、の流れを撮ってなにかの特典にしなさいよう!


キ「七夕ってさ、恋人同士の・・って思ってるでしょ?実は違うって知ってた?」
客「ええーー」
キ「あの二人夫婦なんだよ、全然働かないから別れさせられたんだって」
客「へえーー」
キ「勉強して帰ってください」
客「おおーー」

ニヤニヤしながら聞いてたチバさんがキュウちゃんに向かって、「それってただのぐうたらじゃん」 
そのあとに正面向いてマイクに「・・働けよ」
キャアアアアア働きますぅーーーみたいな会場の空気!
わたし外に働きに行ってないんですけど、一応家事も仕事でいいでしょうか!
わりとぐうたらしがちですけど、もうちょっとがんばります!
イヤホンして突然叫び出しながら、犬に不思議そうに見られながら洗濯干します!


アンコールで出てきて、チバさんが持ってたビールに、「それ広島搾りー?」みたいな声が飛ぶ。
それには答えず、「広島といえば、この男・・」と言ってケンジを見るチバさん。
いやいやいや、と手を振るケンジ。
「フジケーン!」「フジケーン!」
という声がいつの間にか、フッジケン!フッジケン!というフジケンコールに。 
「やめてよ~」とかなり照れくさそうに笑う。
「一気じゃないんだから・・」 
「たくさんありがとう」 

その時ハルキがどんな顔して聞いてたのかはしらないけど、ケンジの目線がハルキに。
ニヤニヤしていたのかなにか言ってたのか、ケンジがお前もなんか言え!ってかんじで指を差した。
ハルキ!ハルキ!今度はハルキコールが起こる。

どうせ笑って首でも振ってごまかすんだろう、とそこにいる多くの人がみんな思ってたと思うけど、なんと!
「ずっと思ってたんだけど・・そのおーいお茶、めっちゃおいしそうだよね」
「ごめんね絡んで」 
キャー!ハルキがしゃべったーーー!

はいいけど、普段めったに喋らん人が目の前のおーいお茶を持ったお客さんにいきなり話しかけて、んで速攻謝るとか、ごめんね絡んでとか、大体ハルキの目の前にいるんだからハルキファンの可能性がかなり高いはずで、その人息止まったんじゃなかろうか・・
ハルキ・・いやらしい子! 

しかも最後はける時に、話しかけた人の付近にポイってピックを投げて帰っていた。
どうせそこまでするんなら、ちゃんと手渡しであげたまえ! 
しかし・・やらしいわー、あんなんされたらあの辺にいた人メロメロでしょうよ!なにそのテク!

ただし、よそは知らんけど広島のクアトロは飲み物の持ち込みは禁止で、でもそれだと前のほうは命が危険だから、こっそりとなにか対策をしてちゃんと持ち帰るってのならともかく、演者がおいしそうって思うくらい堂々と持ってるのはどうなんだろうか・・とは思うのよ、みんながこれからおーいお茶を好んで飲むのはかわいいけど、ライブに隠して持って入って堂々とする人が増えませんようにってちょっと思う。

チーバ!チーバ!味をしめた客が今度はチバコール。
「やかましいっ!!」
とチバさんが言ったと思ったらハルキが間髪入れず演奏を始めて。
それは見事だった。



Wアンコでチバさん。
「広島と言えばこの男・・(二回目)」

えー、またー?みたいにちょっと苦笑いのケンジ。
「カープ・・調子がいいみたいで・・」 
おおー!と湧く客。
「良かったのー」
チバさんがケンジを見る。
どーするこれ、みたいなかんじで、ふたりしばらく見つめ合う。 
「じゃ、ラスト!」
とケンジが言って、最後の曲が始まった。 
それもよかった。



おわり!